2011年4月1日金曜日

頭を使えば、予算がなくてもバイラルは可能!の好例 バジェット0で1,100,000人へのバイラル成功


「FacebookPlaceとGowallaを活用し、ホームレス救済の為に寄付をしてもらおう」というプロモーション。



スウェーデンのクリエイティブ集団"The Fun Club"と、ホームレス雑誌(日本でいうビッグイシュー)を発行している"Alma"が共同で行ったプロジェクトです。

驚かされるのは、このプロジェクト予算$0で以下を達成しているという事実です。
・メディア露出価値:$365,000
・リーチした人の数:1,100,000人



頭を使えばクリエイティブな切り口で、バイラルを成功させる事が可能であるという好例ではないでしょうか。

プロジェクトの概要は以下です。
    たくさんのホームレスに許可を取り、キャンペーンのためにホームレスの位置をデータとしてネット上に上げた。彼らが唯一気にしたのは自分がさらされないように、場所を匿名にするか、表示される名前を仮名にして欲しいということのみ。だから、すべての場所と名前はフィクション。しかし「900人のホームレスの男性、女性、子どもが2011年のMalmöにいた」ということは、くつがえしようのない事実である。
    コンセプト:我々は、Malmöにいるホームレスの存在を知ってほしい。もちろん$0で。
    解決策:あなたが会わないであろうと思う「バーチャルなシティ(GowallaやFacebookPlaceのこと)」に、ホームレスの位置情報を付加する。Malmö にいるそれぞれすべてのホームレスは各自の場所を持っている。全部で900。あなたがチェックインしようとしたとき、ホームレスはあなたのチェックインリストに表示されます。そして、あなたが「ホームレスの家」にチェックインをすれば、数字が表示され、それをメールすることで寄付ができる仕組み。ホームレスは、街の一部になってしまった。でも、我々はその存在を目の端に入れることすらしなくなってきた。だからもう一度、彼らをマップ上に上げて人々にその存在に気づいてもらおうと思った。
    結果:
    - メディア露出価値 $365,000.
    - リーチした人の数 1,100,000人
    - かかった費用:$0

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