ソーシャルメディアを活用し、キャンペーンをウェブ上で完結させずに、リアルの世界へつなげる内容の施策も増えてきています。
参加者をリアルな店舗へ誘導できたり、バーチャルではできない体験を経験させられるなど、企画者が伝えたいモノやサービスを具体的に訴求できるチャンスがあるかもしれません。
今回は、最近の事例の中から、5つご紹介。
■NIKE 『TAKE MOKUM』
アムステルダムで行われた、NIKEのキャンペーン、“Nike Take Moken”。
「ランニングなんてつまんない」という若者の認識を変えるため、FacebookとNIKE+を組み合わせ、走ったコースをマップ上で視覚化、クリエイティブなイラストを制作できるアプリケーションを提供しています。ただ走るだけではなくて、走ることにもう1つの楽しみをプラスした形ですね。
キャンペーンの結果、facebook上には、わずか6週間で9000を超える参加者と220のイラストが完成。
NIKEロゴのスイッシュやスカルなど。
さらに、リアルなランニングクラブも作り、オフラインでのコミュニティの場となってます。
そこではオンラインで繋がったみなが集い、ライブやパーティなどのイベントが催されています。
■Coca-Cola 『The recycling king』
イスラエルで行われた、コカ・コーラのペットボトルリサイクルキャンペーン。
10,000カ所以上のリサイクルboxを設置、「Facebook places」を利用し、ユーザーはその場所を知ることができ、かつその場でチェックインすることや、その場で撮った写真をポストすることでリサイクルの経験を友達にシェアすることができます。
期間中、最もアクティブなユーザーは『The Recycling King』として認定される。
モバイルを活用することでユーザーはかなり気軽に参加することができかつ、
1人でも友達同士でも、楽しくエコ活動ができる素敵な施策です。
■Coca-Cola 『Village』
イスラエルでCoca-Colaが展開している「Coca-Cola Village」というキャンペーン。
『The Coca Cola Village』はプール、バスケットコート、サッカー場、ゲームルーム、マッサージルーム等々が用意されたまさにテーマパークと呼べるような場所で、参加者は、自由に遊ぶことができる。
キャンペーン概要は、Village入場の際に、Facebookのアカウント情報が入力されているチップ入りのリスバンドを付与されており、参加者はそれぞれのPlaceが気に入れば、リストバンドを利用して、施設内に用意されているリアル「いいね!」boxにタッチすることで『The Coca Cola Village』で何をしているのかが、逐次Facebookの更新情報としてupされる仕組みになっている。
つまり、Facebook上の友人に対して写真、動画が共有され、友人がどこにいるのか把握することができるようになっています。
3日間開催されたこのキャンペーンでは650人の若者が来場し、1日あたり35,000もの投稿が寄せられ、累計で1,000,000もの投稿になった模様。
ちなみにこのキャンペーンは毎年行われており、一万人以上のティーンエージャーを集め楽しく遊べる場所を作っているらしいです。日本では少し考えられないですね。。
■DIESEL『現実の世界でいいね!する施策』
DIESELのリアル店舗(マドリード)で実施されているキャンペーン、スマートフォンを利用し、リアルの世界から直接いいね!するというもの。
web上で完結している同様のキャンペーンで有名なものでは、リーバイスがありましたね。
リアル店舗で、商品のすぐ隣にQRコードが設置されており、そこからスマホや携帯でQRコードを読み込み、お気に入りの商品に対して直接いいね!をすることができるようになっています。
自分が今ショッピング中だということや、オススメの商品を友達にシェアすることができます。
今までの「いいね!」と違い、実際に商品を手に取ってみた友達からの「いいね!」がソーシャルグラフ上に広がるので通常のウェブ上での「いいね!」よりも信頼感がさらに高くなる気がします。特に衣類などはその傾向が強いのではないでしょうか。
■ヒュンダイのモータショ
最後は、2011年のモーターショーで実施された取り組み。
フェイスブックと連携したキーホルダーを配り、各車両の前にリーダーとなる端末を配置。
『いいね!』と思った車にその場で『いいね!』するシステムです。
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