2011年9月29日木曜日

ユーザーはfacebookをどのように利用しているのか? 調査結果が発表されました。

facebookっていまユーザーにどれくらい利用されてるの?
どんなユーザーに利用されてるの? 他の企業はどれくらい利用しているの?
担当者の方は多くの疑問を持っていると思います。

そんな中、(株)アイ・エム・ジェイからFacebook利用状況に関する
調査結果が発表されました。
いくつか示唆がありそうなので報告したいと思います。

[0]以下、調査およびパネルの概要です。




[1] アクセス頻度

















全体で見ると、6割のユーザーが一日一回以上アクセスしている。
また年齢層が低くなるほど、アクセス頻度が高くなる傾向が見られます。

[2]  友人数調査



















30人以下との回答が6割以上を占めています。
30人以上70人以下との回答で見ると20代男・女の割合が全体の平均値を上回っています。
効率的なバイラル効果が期待できるのは20代の男性・女性という事でしょうか。

[3] Facebook利用目的
























「友人・知人の様子がわかるから」(53%)との回答が最も多 く、次いで「有益な情報を収集・共有できるから」(27%)、「周りのみんながやっているから」(26%)となっています。性年代別に見ていると、女性 20 代では「友人の様子がわかるから」(68%)、「周りのみんながやってい るから」(44%)、「楽しいから」(35%)との回答が多く、友達とのコミュニケーション目的で利用している様子 が伺えます。男性 20 代では「有益な情報が得られる」(39%)、「知り合いが増える」(37%)との回答が多く、 自分の知識や交友範囲を広げるために利用していると推察できます。

[4] 閲覧経験












Facebookページを閲覧した事があるユーザーは約半数(49%)

[5]  Facebookページ閲覧のきっかけ
























「企業やブランドのwebサイトを見て」(38%)との回答が最も多く次いで「キャンペーンでFacebookが使われているのを見て」(30%)「その他のwebサイトを見て」(25%)となっています。「友人・知人が「いいね!」「シェア」を押しているのをみて」が17%と上記の項目より低い事から、以前から知っていた企業やブランドのFacebookページを閲覧している様子が伺えます。

[6] Facebookページ閲覧後の態度変容





























「「いいね!」「シェア」ボタンを押した」(44%)との回答が最も多く、ついで「商品やブランド・企業が印象に残った」(24%)「商品やブランド・企業に興味を持った」(24%)が続いている。一方で、「商品やブランド・企業に対して信頼感を持った」(7%)などは上記回答と比較すると低い割合となっている。


[まとめ]

以上から、日本ではFacebookユーザーの約6割が一日に一回以上Facebookへアクセス
しており、この割合は年齢層が低くなるほど高くなっている。
また、男性が有益な知識や交友関係の拡大、女性は友人とのコミュニケーション促進を目的として利用している傾向が伺えます。

企業の運営するFacebookページに関しては、約半数のユーザーがアクセスした事がある一方、友人からのお勧めというよりも、以前から知っていた企業やブランドのページに能動的に訪れているといった傾向が伺えました。

ページ閲覧後も、興味喚起は割のユーザーに成功しているものの、まだまだ始まったばかりのプロジェクトである事もあり、信頼関係の造成とまでは至っていない事がわかる。

今回の調査結果から、まだまだユーザーに使いこなされていない(複雑すぎる?)facebookの可能性(限界?)を感じました。

本調査では「小売店舗」「メーカー(生活消費財)」「メーカー(耐久消費財)」「サービス」や取り組み企業側の視点での調査結果も記載されています。
関心のある方は閲覧をお勧めです。

Facebook に関する企業とユーザーの意識調査  株式会社  IMJ モバイル

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