2010年5月10日月曜日

クチコミが発生する心理学 「キズナのマーケティング」の一部をサマリーしてみました。


政治的動向や社会問題に関する「世論」、そこまで大きくなくても、
商品やサービスに関するみんなの意見や空気感の様なものが
どうやって出来あがっているのか?関心のある事の一つです。

社会学者や政治学者がはたまた広告会社やプランナーが長年取り組みながら、
決定的な形成ロジックを生み出すには今のところ、至っていません。

世論や空気感を産むトリガーとなるクチコミ。このクチコミの発生に関して、
「キズナのマーケティング」に考察の材料となる記述がされていたのでまとめてみました。



そもそも、人間には「共振欲求」というもの、簡単にいうと友人・知人に
クチコミしたいという欲求があるとの事。
この指摘には至極共感できます。フェイスブックが一般生活者の日常に入り込み
「いいね!」など簡単な共有の仕組みができてからは、さらにこの欲求は
強くなっているのではないでしょうか。


さて、「共振欲求」には2つの要素があり、バイラルはこれらの心理を戦略的計画的に
刺激する事でクチコミを発生させる手法であるとのことです。

①「共感の共有」
②「情報の共有」

①「共感の共有」
体験などからくる、人と感想などを分かち合いたい、分かち合う事で一体感を覚えたい。という欲求。マズローの欲求段階説でいうところの「社会的欲求」がベースであり、
コンテンツに触れたときの驚きや感動などの感情を共有したいという欲求。
例えばこんな写真(記事?)(バイラルしたくてうずうずしてるはず。)

②「情報の共有」
マズローの欲求段階説でいうところの「自我の欲求」がベースになっている。役に立つ情報やお得な情報を発見したときに、誰かにその情報を伝える事で、人から感謝されたり尊敬されたいと思う心理。

ちなみに、①「共感の共有」において、生活者がクチコミしてしまいたくなる「琴線」には次の6つがあるとの事。


コンテンツを作成するときのテーマに関しては想像もつくし納得もできましたが、どうすればバイラルが広がっていくのか?戦略的に広める事はできるのか今後さらに考察を深めていこうと思います。

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