不動産マーケティング会社のアトラクターズ・ラボが提供しているデータが静かな話題を
呼んでいる。
それは、「想定成約中古価格」。過去の売り出し事例をもとに中古マンションの
実際の成約価格を算出し、時点補正を加えることで、現在の取引価格を推計したものだ。
今まで、売買データや賃料データを素人が入手するのは不可能に近かく、
マンション購入の際はマンション販売会社の営業の人間のいう事を信じなければならない
状況を強制させられていたのですが、今回発表されたデータベースを利用する事で
非常に容易に適正相場価格を一般人が把握する事ができる様になる訳です。
取り扱い物件数も非常に多く、首都圏で約1万8000棟。
1993年以降に分譲されたマンションの約90%をカバーしているとのこと。
全体の取引事例数は33万件。1物件当たりの平均売買事例は19件に上るそうです。
記事では、都区部の騰落率のベスト・ワースト50が発表されています。
アドボガシーマーケティングやマーケティング3.0が叫ばれている現在、
まだまだ情報格差を利用したビジネスモデルが成立している不動産業界に
同様のサービスが普及し、透明性がもたらせる切っ掛けとなる事を
非常に期待させられるサービスです。
0 件のコメント:
コメントを投稿